2019.11.20
有名な顎関節症
でも
実際には筋の過敏な痛みが正体であることがほとんど
ある専門化の著書では9割以上が筋の痛みと述べられていました
今回紹介のケースも同様
都内在住の女子大生
実家に帰省した際に両親の紹介で来院
ここ二~三年繰り返し発症
先行受診の病院で就寝時マウスピースと噛み方の指導を受けています
今症例も
噛む際には痛くなく
開けるとき痛い
「あくびが一番つらい」
とのことでした
当院にはあごを主訴で来院したケースは20人くらいでしょうか
治療のついでの相談を含めればその倍くらいかと思います
ほぼ全例が口を開けるのが一番つらい
そして圧倒的に女性が多い(男性が主訴で来院したのは二例ほどかな?)
当然治療は
日常での工夫として大きな口を開けないよう指導
咀嚼筋(特に翼突筋)のスパズム解消動作と触れ方を指導
噛みくせ矯正や噛み方の指導はしていません
教科書的に関節円板の磨耗と変性が原因でしょうか?
ならばなぜ
圧倒的に若い女性が多いのでしょう
噛み癖や食いしばりが一番の原因でしょうか?
そんなに
女性が男性より噛み癖悪いはずはない
今回の方も
遠方で来院が難しいため
自宅のみでの調整となりましたが
親御さんによると症状はなくなり、日常の支障もなくなったとのことでした
当人が来院した際に
「おそらくですが30代くらいから症状がなくなるように思うから深刻に心配しないで」
と伝えました
ライフスタイルによりますが
多くは年齢とともに罹患率は減っていきます
ちなみに少数派の男性の一人は食いしばりが原因でした
座禅の指導を受け始めてから発症
曹洞宗の指導書では
唇歯相合わせとあるように
歯と歯を合わせて座禅します(居眠り防止の工夫のひとつ)
必要以上に力んでいたんでしょうね
食事の噛みかたは楽なように好きにどうぞと皆さんに伝えています
久喜市にある予約制の治療系接骨院。
筋骨格系の負傷や症状・スポーツ外傷・交通事故・労災対応。
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