2019.05.08
東南アジア出身の方
自宅で転倒し脚の肉離れで来院
予約の関係で時間外でテーピング処置をしました
少々遠方なので、お近くの病院で引き続き治療するよう進めたのですが
以前、ヘルニアを治してもらったから当院がいいとのこと
でも
実は誤解
確かに以前の脚のしびれは回復しましたが、ヘルニアを治したからではありません
今でも画像で確認すれば依然としてヘルニアはあるはず
そのときの脚のしびれは別の部分が作り出したもの
治療で狙った場所は臀部の側面の筋のスパズムのみ
まったくヘルニアは狙ってません
狙ってもヘルニアを無くすことなど出来ません
実は
痺れ=神経の圧迫
よりも
痺れ=関連する筋膜のスパズム
のほうが多いのです
今回の方も同様だったため治療に上手く反応したわけです
母国でも、来日後もヘルニアと診断されて治療されていたわけですから頑固なイメージも出来てるでしょうし
何より患者さんの母語に対するボキャブラリーが私に皆無で
お互い怪しい英語でのやり取りのため上手く説明が伝わりません
今回の怪我の治療中もトライしましたが不十分
今でもヘルニアが治ったと思われています
あと何回かテーピングの必要があるため、来院時に説明をチャレンジするつもりです
正しく知ることが治療以上に大切だから
治療者に対し間違ったイメージの投影を持つことが多いでしょうが
治療者に力などありません
患者さん自身のイメージが投影されて、技術やパワーがあるように見えているだけなのです
事実はとてもシンプル
心理学のフロイト学派でも投影されたイメージを転移・逆転移として厳に戒めています
私も同感
治療者に対し何らかの転移が働いた場合には、いずれ失望に変わることが多いもの
転移状態は、あばたもえくぼの恋愛状態に似ていかも
いずれえくぼでなくなること多いですものね
久喜市にある予約制の治療系接骨院。
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