腱鞘炎で来院の70代の方

この方は非常に反応が早く

二回目の来院時に握る痛みが消えており

三回目の来院時には引っかかりもなくなっていたため治療は終了

「魔法にかかったみたい」

といっていただきましたが

当たり前の反応を利用しただけ

治療では3種類ほどの動作と手のひらを押しただけ

自宅の指導としては

ジャンケンパーと手のひらの押し方のみ

それらをきっかけに後は体が勝手に回復させただけです

・たいていは痛みが先になくなり（炎症の消退の方が早いから）

・その後に引っ掛かりがなくなる（腱上の腫瘤（コブ）が分解吸収されるほうが時間を要する）パターンが多いもの

なかには引っ掛かりが残ってしまうケースもありますが

痛みはなくなることが多いように思います

魔法という認識は上手く説明が伝わっていない証拠なので

上記の認識を再度促しました

手技の治療に魔法はありません

進化の過程で磨き上げた当たり前の反応を利用するのが最善なのでは？

生存に有利に進化したものほどシンプルに機能していますよ

ちなみに私は

「なんだそんな事だったのか」

といわれることが一番の喜び

だって

ちゃんと伝わった感触があります