紹介にて来院の80代後半の女性

三週間前にくしゃみした際に背部と腰部の痛みを発症

病院を受診し画像検査

圧迫骨折の所見も無く異常なし

「突背（背中の曲がり）と年齢によるため」

といわれ

お薬を処方してもらい様子を見ることに

安静対処するも痛みが増加し、ほとんどの時間を横向き限定で寝ている状態

当院来院時も介助が必要で

施術も横向き以外の姿勢が取れませんでした

当初は横向きでの軽い動作と触れ方のみでの治療を繰り返しました

症状は徐々に軽快し

昨日の施術は座位での痛みの解消動作と自宅指導動作ができましたし

生活指導として

日中可能な範囲での活動を指示することが可能となりました

この方

一般的なぎっくり腰と同様の症状なんですね

突背と年齢は

くしゃみの前も同じはず

くしゃみをしたから背中が曲がったわけでもないし、年をとったわけでもない

まだまだ動作は十分ではないため、治療の継続が必要ですが

もう一息で日常動作は出来てきそうな感触

とりあえず一安心

ちなみに背中の曲がりを気にしておられましたが

「今一番楽に感じる姿勢と動きを続けていいんですよ」

と伝えました

ちなみに

骨の脆弱性がある方や高齢者では

くしゃみで圧迫骨折の発生も可能性があるため

注意が必要です

疑わしいケースでは画像検査は必須です